2016年10月07日

名古屋絵付けをつくり、まもる

IMG_0575.JPG
絵付け:高木はるゑ
愛知県陶磁美術館南館
特別陳列「名古屋絵付けをつくり、まもる」
にて展示していただいておりました作品が戻ってきました。

ただ今、当館にて展示しております。
11月3日(木・祝)の歩こう!文化のみちまでは
ご覧いただけます。

なごや凸盛隊
安藤栄子さん、杉山ひとみさんの華やかな作品も
たくさん揃っていますので、
凸盛り、ガラス盛りにご興味のある方は、
ぜひ、この機会にお越しくださいませ。
IMG_0437.JPG

IMG_0438.JPG
posted by pottery at 17:41| Comment(0) | TrackBack(0) | 技法

2016年08月27日

エッチング(金腐らし)

陶磁器上絵付け技法のなかに、
”金腐らし”という技法があります。
1.JPG

2.JPG
”金腐らし”はフッ化水素を使って、
素地の表面を釉薬ごと腐食し、
腐食した部分とそのままの部分とで、
凹凸ができます。
そこへ金液を塗って焼成すると、
凹んだ部分はマットな金となり、
見事な金彩模様が施されます。
フッ化水素は劇薬ですので、
今ではこの技法を再現することは出来ません。

今では、
”金腐らし”技法に代わりに、
”サンドブラスト”技法が用いられています。
今回、
サンドブラスト加工の作業現場を見学させていただきました。

サンドブラスト加工は、
主に、ガラスに模様を施すのに用いられています。
0.JPG

研磨剤(砂)の圧力でガラスや陶磁器を削るので、
砂が飛び散らないように、
作業は、大きな機械の中で行われます。
4.JPG

5.JPG

6.JPG
機械の中の様子です。
削る深さはミリ単位で調整できるそうです。
もちろん、熟練の技がなければ出来ません!

3.JPG
陶磁器に転写紙(青色部分がマスキングになっている)を貼って、
サンドブラスト加工すると、
7.JPG
青色の部分以外は綺麗に削れて、
凹凸が出来上がっています。

簡単に紹介してしまいましたが、
この道35年の熟練の技は見事でした。
まだまだ、新しいものに挑戦、開発されているそうで、
貴重な体験をさせていただきました。

サンドブラストの工程はここまで。
この後は、
陶磁器絵付け作業になります。
金を塗って、焼成して仕上げます。
焼成後の作品が届きましたら、
また、ご紹介したいと思います。
posted by pottery at 14:12| Comment(0) | TrackBack(0) | 技法

2015年10月10日

占領下時代の技法について

占領下時代に実際にお仕事をされていた方から、
デザインや技法についても教えていたただきました。

漆まき.jpg
黄色のカップソーサーの黄色の部分は”漆蒔き”、
その上に”金盛り”が施されています。
”漆蒔き”は、漆を塗った上から、絵具の粉を蒔き、
やわらかい綿で絵具を染みこませていく技法で、
漆の乾き加減が、湿度などに微妙に左右され、
熟練の技を必要とします。
手間がかかる分、”吹き”よりも、
色に深みがあり、艶よく品のある仕上がりとなります。

金盛りは、イッチンという道具を使って、
金盛り用の絵具を、細い穴の先から
絵具を絞り出しながら模様を描いていきます。
焼成した後に金を塗ります。
銅版による金盛り転写もありますが、
このティーカップはイッチンを使って
細かな模様を手描きしています。

ストライプ柄のカップソーサーは、
グリーンの線の部分が”漆蒔き”です。
技法について説明を受けなければ、
こんなに細い線の部分にまで、
”漆蒔き”が使われているとは想像できませんでした。

PA093643.JPG
この6客だけでも、
漆蒔き、金盛り、金判、吹き、凸盛り、描き絵と
様々な技法が使われています。
手間をかけられて作られた小さなカップソーサーたち、
70年も大切に残されてきたものです。
これからも大切にしていきたいです。
自由に原料も手に入らなかった戦後の混乱期、
占領下の時代であっても、
手間を惜しまず、高度な技法を駆使して、
世界に通用する素晴らしい絵付けがされていたことを
いつまでも語り続けて欲しいと思います。
posted by pottery at 09:26| Comment(0) | TrackBack(0) | 技法

2015年09月24日

絵付け実演「名古屋絵付け職人の技」

絵付け実演「名古屋絵付け職人の技」
10月31日(土)に開催します!
hasegawa.jpg

戦後70年記念企画展
「オキュパイド・ジャパンにみる名古屋絵付け」の
(10月24日(土)〜11月6日(金)会期中の休館日なし)
関連イベントとして開催します。
チラシはこちら⇒pdfファイル
企画展のご紹介はこちらから⇒ブログ

職人の技をご披露いただくのは、長谷川徳幸先生です。
先生は、昭和24年(オキュパイド期)より
絵付けのお仕事に携わり50年以上、
絵付け職人としてその道一筋、
平筆による油絵風の絵付けを描き続けてきました。

【長谷川先生の作品】
hasegawa_uma.jpg

hasegawa_plaha.jpg
現在は、チャイナペインティング講師として
技術の継承に尽力されています。

長谷川先生は、
当館HP「業界人のお話」第9回の語り部として登場いただいています。
「業界人のお話」のページへ⇒

ご見学に予約は必要ありません。
午前の部、11:00〜
午後の部、15:15〜の2回
それぞれ30分ずつ実演会を開催します。
ぜひ、この機会に職人の”本物の技”をご覧いただきたいと思います。

【問合せ】
名古屋陶磁器会館 電話052-935-7841
メールアドレス:pottery@nagoya-toujikikaikan.org
posted by pottery at 21:18| Comment(0) | TrackBack(0) | 技法

2015年08月06日

名古屋絵付け技法について

先日、名古屋の陶磁器業界の大大先輩、
戦前、戦後の絵付け技法に詳しい
杉森さん(絵付け屋さん)と
吉村さん(陶磁器の金メッキ屋さん)より
お話しをお伺いしました。
P7312623.JPG

作品もいろいろ拝見させていただきました。
金メッキに二重盛りを施した作品、
P7312651.JPG
長宮清助さんという
日本陶器(現ノリタケ)出身の盛画職人さんで、
明治生まれの方の作品です。
P7312619.JPG
すごい迫力です。

こちらの作品も美しいです。
P7312655.JPG
美しく仕上げるには、
絵具に不純物が入らないこと、
顔料の粒子を細かく細かく、
よ〜く混ぜ合わせることが大切だそうです。
感動したことは、
模様を丸く型抜いているところには、
紙をはってマスキングをするのですが、
”石州和紙”を使用していたそうです。
(今では世界遺産で有名です。)
他の和紙では、うっすら色が素地に染みてしまうそうですが、
”石州和紙”は素地に染みることなく、
真っ白く、素地の色が残るそうです。
そんな拘りがあってこそ、
このような美しい作品が生れるのです。

”ダマシン”と呼ばれる作品です。
P7312629.JPG
ずっと気になっている”ダマジン”の
名前の由来はわかりませんでした。
こちらの作品は、
黒マットの漆蒔きに金箔を使って絵を描いています。
すごく綺麗な絵です。

戦前からの絵付けに似せて
大量に安く輸出できるように
様々な技法を工夫していったといいます。
”漆蒔き”は”吹き”に変わり、
”手描き”から”ハンコ”や”転写紙”へ、

いろいろ勉強させていただきました。
こちらの作品は、当館所蔵ではありませんので、
写真のみのご紹介でごめんなさい。
posted by pottery at 16:22| Comment(0) | TrackBack(0) | 技法

2015年04月14日

コラレン(ガラス盛り)体験会のお知らせ

4月26日(日)の(日本ポーセリン協会主催)
凸盛りとコラレン(ガラス盛)の実演&体験会、
定員に余裕がありますので、
体験会の詳細をお知らせします。
午前の実演についてはこちらのブログへ

午後の体験(コラレン作品制作)の講師は、
名古屋絵付けの技の継承活動チーム
『なごや凸盛隊』メンバーであり、
一級陶磁器上絵付技能士の
安藤栄子先生と杉山ひとみ先生です。
只今、当日のための見本を制作くださっています。

写真は、見本のイメージになります。
11117577_695224647254455_258288947_n.jpg
【安藤先生の作品】

11079114_695224627254457_337484031_n.jpg
【杉山先生の作品】

16pの白いお皿に、
細い輪郭線(黄盛り)を描き、
5色の盛絵の具(台白)で絵を描きます。
白、黄色、ブルー、グリーン、ピンクの5色を使用します。

小さなお子さまでも楽しめる体験会
「キラキラ絵付け体験」との違いは、
黄盛りを使用することです。
黄盛り用には、写真のような先金を使った
体験用の特別な道具を
先生たちが考案、ご用意くださいました。
11125806_695224633921123_995948620_n.jpg
より本格的な体験内容となっています。
皆さまのご参加をお待ちします。

午前の実演のみご覧になりたい方の参加費は700円、
午後の体験(作品制作)と合わせての
参加費は4,000円となります。
(材料費込です。)

主催は、日本ポーセリン協会になりますが、
当館でも申し込みを受付けますので、
ご興味のある方は、当館へご連絡ください。
電話:052−935−7841
E-mail:pottery@nagoya-toujikikaikan.org
posted by pottery at 19:29| Comment(0) | TrackBack(0) | 技法

2015年04月09日

「春の遠足のお誘い」(日本ポーセリン協会)

日本ポーセリン協会(JPS)さん企画の
「春の遠足のお誘い」のご案内です!!

4月26日(日)、名古屋陶磁器会館にて、
『高木はるゑ先生の技術実演とお話し』と
『ビーズを使ったコラレン作品の制作』を開催します!!

陶磁器上絵付け『凸盛り』『コラレン(ガラス盛)』の
実演&作品制作になります。
11140399_905779562795322_4874119524029355125_n.jpg
【写真:高木先生による凸盛り】

名古屋の伝統的絵付けの『技』を、
多くの方に実際にみて、
知っていただける素晴らしい企画です。
11007747_905779622795316_1064775983145990607_n.jpg
【写真:高木はるゑ先生】

ご関心のある方は、JPSのHP(http://japan-porcelain.com/
「春の遠足のお誘い」をご確認のうえ、お申込みくださいませ!(^^)!
午前の実演のみご覧になりたい方の参加費は700円、
午後の体験(作品制作)と合わせての
参加費は4,000円となります。
(材料費込です。)
(午後の体験については、こちらのブログへ。)
名古屋陶磁器会館にて、
皆さまのお越しをお待ちしています!(^^)!

高木はるゑ先生については、
当館HP「業界人のお話」第34回をご覧くださいませ。6-b32ea-thumbnail2.jpg
【写真:高木先生の二重盛り(ガラス盛り)竜】

参加申込は、当館でも受付します。
電話:052−935−7841
E-mail:pottery@nagoya-toujikikaikan.org
posted by pottery at 17:57| Comment(0) | TrackBack(0) | 技法

2015年02月12日

「キラキラ絵付け」体験作品が焼き上がりました。

1月25日(日)に開催した
「キラキラ絵付け」体験作品が焼き上がりました!
IMG_0589.JPG
焼き上がった作品を取に来てくれた
お子さんたちの
嬉しそうな笑顔が印象的でした。
とっても楽しみに待っていてくれたみたいです。

体験会の日、終わった後に、、
次回のための見本を作成しました。
その作品も一緒に焼き上げました。
(見本を作ったのは、先生ではありません。)
IMG_0266.JPG
【焼成前】
IMG_0550.JPG
【焼成後】

IMG_0264.JPG
【焼成前】
IMG_0611.JPG
【焼成後】

見本作成の時には、
ガラス盛りを施した上に、
さらに、ガラス盛りをしても変なことにならないか?
変になったら、失敗例の見本になるので、
いろいろ試してみました。
結果、
ガラス盛りの上にガラス盛りをしても
何の問題もない!ということ。(意外でした。)
ところが、
IMG_0615.JPG
ハートが剥がれてしまいました(>_<)

IMG_0617.JPG
こちらは、花のつぼみが...
釉薬まで、一緒に剥がれました。

原因は?
絵具の層が分厚いと、剥がれることがありますが、
今回は、そういったこともないので、
釉薬のむら”溜り”が原因のようです。
とっても繊細な「ガラス盛り」技法なのです。
posted by pottery at 20:16| Comment(0) | TrackBack(0) | 技法

2014年09月05日

「赤吹き竜」の技法について

「赤き吹竜」の技法について、
一見では、同じようにみえるかもしれませんが、
違った技法が施されていますのでご紹介します。

まずは、白生地にコンプレッサーで赤色を吹きつけたのち、

ハンコ.JPG
この竜は、金判により絵付けされています。
竜の絵のハンコに金液をつけてスタンプする方法です。

ほり.JPG
こちらは、
上と同じく金判を使っていますが、
金判をスタンプしたのち、
針で金を削って、模様を施しています。
「赤吹き針彫り竜」と呼ばれています。
人気があり、大量に注文があったのですが、
一つずつ、手仕事で、削っていかなければなれず、
手間がかかり、注文に追いつけなかったことで、
開発されたのが、
下の写真の「赤吹き金盛り竜」だそうです。

銅版.JPG
銅版転写の技法が使われています。
竜の絵が彫られた銅版に
金盛り用の絵具を塗り、
和紙にプレスしたのち、
その和紙を貼りつけて転写します。
その上に金液を塗っていく方法です。
竜の髭などは、筆で手描きされています。
絵付けの工程を考えると、
この技法も、かなり手間がかかっていると思います。

現在、「名古屋絵付け」の伝統を守り続ける
唯一の絵付け屋さんでは、
この銅版転写による「赤吹き竜」を今も作り続けています。
posted by pottery at 16:33| Comment(0) | TrackBack(0) | 技法

2014年08月04日

ハンコによる絵付け

ハンコによる絵付けを今でも続けている
名古屋ただ一軒残る絵付け屋さん!
お仕事の様子を取材してきました。
1.jpg
今回は、「赤吹金盛竜」の
渦巻きの部分を金判(ハンコ)で絵付けていました。
2.JPG4.jpg5.JPG
金判を押す前
6.JPG
金判を押した後(焼成前)

このお皿の入った木箱が何段も積まれていて、
お皿が終わったら、カップ、ポット、クリーマーと
同じ作業を繰り返していきます。
7.JPG

ハンコ絵付けの「命」、一番大切なことが、
印台(スタンプ台)です。
10.JPG
今回のハンコは、絵具ではなく、金液でしたので、
印台の素材は、「ラシャ」です。
絵具の場合は綿素材がよいそうです。
この印台がないと、
均等に金液や絵具がハンコにつかないこと、
印台を使わないと、金液や絵具がすぐに乾いてしまうそうです。

その次に大切なことが、スポンジ(黄色い部分)です。
絵付け用のハンコ、薄いゴム部分に、
絵付け職人さんが自分でスポンジをつけて使います。
11.JPG
スポンジはどこにでも売っていると思いますが、
12.JPG
このスポンジのほどよい「弾力」でないと
やはり、きれいに押すことができないのです。
このスポンジも段々、手に入りにくくなっているとのことでした。

posted by pottery at 15:03| Comment(0) | TrackBack(0) | 技法

2014年07月28日

石目焼き作品

「石目焼き」という
コラレン(ガラス盛り)に似ている作品があるとお聞きして、
愛好家の方のお宅をお邪魔させていただき、
鑑賞させていただきました。

ishime.jpg

1.JPG

ishime2.jpg
すべて明治期の作品です。

石目焼き(石目錦蘭)については、
『名古屋陶業の百年』(名古屋陶磁器会館、昭和62年発行)、
西郷久吉(画工主)の証言のページに
『素地に水色塗り其上に艶黒又はゴスで本画めいた画を書き
石粉(硝子分を含んだ粉)を散布して焼くと
サメの皮の様な石目ができるものです。』
との記述がありましたが、
実物を拝見できるとは思っていませんでした。

海外ではシャークスキンと呼ばれいます。
まるでキラキラと水面に輝く波のようで、
優しく美しい作品です。

いつも、収集家、愛好会の方々には、
本当に感謝しています。
皆さまのお蔭で、先人たちの素晴らしい作品を
実際に拝見できる機会を与えていただいているのですから。
ありがとうございます。
posted by pottery at 08:14| Comment(0) | TrackBack(0) | 技法

2013年10月01日

なごや凸盛隊の反省会

9月29日(日)
文化のみち・橦木館(名古屋市東区)にて開催した
陶磁器上絵付け・凸盛り技法の実演の反省会をしました。
20131001b.jpg

凸盛りを施す絵具はデリケート、
同じような白いお皿にみえても、
微妙な材質の違いによって、
焼成後に、ひびが入ったり、
剥がれてしまったりするお皿もあります。
20131001.jpg

20131001c.jpg

今回は、10月21日に開催する凸盛技法の講座、
「技の伝承塾」の参考見本にするため、
いろいろとテストをしてみました。

「盛りが高すぎると、こんな風にひびが入ってしまいます!」という見本も。。。
20131001a.jpg

なごや凸盛隊の活動をブログで紹介しています。
http://ameblo.jp/nagoya-decomoritai/
こちらも、のぞいてみてくださいね。
posted by pottery at 07:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 技法

2013年09月29日

橦木館での凸盛り実演

20130929.jpg
9月29日(日)、文化のみち・橦木館にて
名古屋絵付け技法のひとつ
凸盛り(イッチン盛り)の実演を
なごや凸盛隊(なごやでこもりたい)メンバー
一級陶磁器上絵付技能士・
安藤栄子と杉山ひとみが開催いたしました。

20130929a.jpg
ケーキに生クリームをデコレーションするような感じ、
絵の具を絞り出して描いていくのですが。。。
t02200165_0640048012700559697.jpg
みなさま、盛りの高さに、驚かれていらっしゃいました。

初の実演では、
大勢の方にご見学、温かい応援をいただきました。
みなさまに感謝しています。

次回は11月3日(日・祝)文化の日、
名古屋陶磁器会館の展示室にて実演を開催します!
ひとりでも多くの方にご覧いただければと思っています。

なごや凸盛隊の活動は、
以下のブログにて、詳しく載せていきます。
こちらも、よろしくお願いします!
http://profile.ameba.jp/nagoya-decomoritai
posted by pottery at 17:10| Comment(0) | TrackBack(0) | 技法

2013年09月28日

凸盛り実演&トーク

名古屋陶磁器会館で結成した「なごや凸盛隊」
名古屋絵付けの代表技法
凸盛り(イッチン盛り)を継承・発信していきます。

いよいよ、明日、
9月29日(日)が初舞台!
文化のみち・橦木館(名古屋市東区)にて、
なごや凸盛隊メンバー、
陶磁器上絵付一級技能士
安藤栄子と杉山ひとみが
10時〜15時まで実演とトークをいたします。
(あいちトリエンナーレパートナー事業)
みなさん、初舞台を応援してくださいませ。
1234262_166464150224931_642394509_n.jpg

なごや凸盛隊の活動は発信するため、
ブログも始めました。
http://ameblo.jp/nagoya-decomoritai/
こちらも、よろしくお願いします。
posted by pottery at 08:08| Comment(0) | TrackBack(0) | 技法

2012年10月10日

「二重盛り竜」の焼成結果

10月2日の「職人の技を伝える講座」
参加された方の作品が焼き上がりました。

Kさんの作品
二重盛り2.jpg

Yさんの作品は盛りがめくれてしまいました。
同じ材料を使い、同じ窯で焼いても、
このようなことが起こってしまいます。
二重盛り1.jpg
おそらく、お皿と盛りの密着度に問題があったのでは?...と。
絵具を絞り出すときの力が弱かった?
初めてでは、そのような感覚的なことはわかりません。
何でも失敗を重ねて、習得していくものですから...
陶磁器の絵付けは、
うまく描けた!っと思っても、
窯から出るまで安心できないのです。
これは、職人さんをずっと悩ませてきたことでもあります。
posted by pottery at 21:02| Comment(0) | TrackBack(0) | 技法

2012年10月03日

「職人の技を伝える講座」報告

デモ.jpg
二重盛り職人・高木はるゑ先生による講座は、
先生の実演からスタートです。

デモ1.jpg
先生は昭和7年のお生まれ、この道50年、
イッチンを使って、スラスラと竜を描きます。

デモ2.jpg
参加者の方々に、盛りの材料(台白)を回して、
とろーみ加減を確認していただきました。
「クリームみたい!」って。

koza0.jpg
実演のあとは、実際に描いてみます。
まずは、カッパ(道具)に台白を入れるだけなんですが。。。

koza2.jpg
皆さまの感想は、
「思ったより台白が固くて、思うように描けない!」

koza3.jpg
本日の講座は、
ご近所の三田村商店(陶磁器原料屋)さんの方にも
お手伝い(ご指導)にきていただきました。

yajynae.jpg
皆さん、サインを入れて終了です。
(水色の部分と目は、先生に仕上げてもらいました。)
焼成して出来上がるのをお楽しみに。

受講生の皆さまからは、
「材料を準備する工程から学びたい!」という
嬉しいご要望がありました。
ふのりの溶かし方、
ふのりの不純物を取り除く作業、
台白の硬さの調整、
カッパの折り方、
すべて、自分で準備できるようにしたい。。。ということ。
皆さまの「技を習得したい!」という熱意は、
講座を主催した私たちにとって、何より嬉しいお言葉です。

高木先生、丸こ陶器さん、三田村商店さん、
ご見学、ご参加いただいた皆さまに感謝しています。
名古屋絵付けを代表する「盛り」技法を、
習得していただけるまで、
何度でも講座を開催したと思っています。
posted by pottery at 21:45| Comment(0) | TrackBack(0) | 技法

2012年10月01日

「職人の技を伝える講座」準備

明日の「職人の技を伝える講座」の準備です。
職人の先生が絵付け作業をするには、
椅子ではなく、正座で!ということなので、
先生の作業場を設置しました。
syokunin.jpg

参加者のための教材です。
syokunin2.jpg
syokunin3.jpg
それでは、明日の13時30分〜講座開始です。
ご興味のある方は、見学に来てください〜。

posted by pottery at 21:44| Comment(0) | TrackBack(0) | 技法

2011年01月19日

銅版転写の銅版

20110109i.jpg
「井元店銅版板出入?」と書かれた木箱に
銅版転写の銅版板が4枚残されていたのを発見しました。
20110119d.jpg
20110119dd.jpg
保存状態は良くないのですが、産業遺産の資料として価値あるものと思われます。
20110119.jpg

この機会に以前から望んでいた、
銅版印刷の仕事場を見学させて頂きました。
20110119k.jpg
写真の機械を使い、
20110119e.jpg
絵具を銅版に刷り込み、
20110119w.jpg
和紙に転写します。

このような手仕事を、名古屋市東区の街中で、
現在も続けていらっしゃることを、
名古屋市民でもご存知ないのではないでしょうか。
時代の流れのなか、この技術も継承されず、
いつか消えいくことでしょうが、
陶磁器産業を支えた技術として、
しっかり記録に残しておきたいと思います。
posted by pottery at 16:34| Comment(0) | TrackBack(0) | 技法

2010年02月05日

二重盛竜

二重盛竜の職人さんの仕事場を
見学させて頂きました。

1

竜を描いて40年だそうです。
カッパを使い「台白」で竜を描きます。

2

3
乾いてから色をつけ、焼成するとこのような竜が完成します。

4
ガラス盛も見せて下さいました。
台白が乾かないうちにガラスの粉を振りかけます。
ガラス盛の色は焼成後につけるそうです。

職人さんの手はほんとうに早いです。
「台白」の微妙な硬さ加減も
熟年の技、瞬時に練り上げてみえました。

posted by pottery at 22:35| Comment(0) | 技法