2016年10月09日

「歩こう!文化のみち」イベント紹介

11月3日(木・祝)
「歩こう!文化のみち」
今年もイベント盛りだくさんの一日になります(^_-)-☆

チラシの表面(一階の紹介です)
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チラシの裏面(2階の紹介です)
陶磁器会館161103チラシ-002.jpg

詳細については別のブログでご紹介いたします。
まずは、
チラシをダウンロードしてご覧くださいませ。
http://nagoya-toujikikaikan.org/event/20161103.pdf
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2016年10月08日

《二重盛り竜》ユーチューブにアップしました。

平成27年2月27日に開催しました
高木はるゑ先生による
凸盛りの実演の様子をユーチューブにアップしました。
ご興味のありましたら、どうぞ(^_-)-☆

『DEKOMORI』
ダイジェスト動画(4分)
https://youtu.be/agQmMCKFPNs

詳しい動画(38分)
https://youtu.be/uh_4a2UzKSA

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2016年08月25日

名古屋陶磁器貿易商社の研究

当館(一般財団法人名古屋陶磁器会館)内には、
事務局がいくつもあります。
名古屋文化遺産活用実行委員会、
愛知県国登録有形文化財建造物所有者の会、
名古屋陶磁器産業歴史文化研究会です。

名古屋陶磁器産業歴史文化研究会は、
平成23年に発足し、
文字通りの研究を行ってきました。
このたび、研究テーマとして、
「名古屋陶磁器貿易商社の研究」が始動しました。

当館の周辺、名古屋市東区周辺には、
輸出陶磁器産業の全盛期には、
500以上もの陶磁器貿易商社が存在していました。
現在は、数社が残るのみの現状で、
ほとんどの商社には社史もなく
その記憶までもが消えようとしています。

そこで、商社とその関係会社である
絵付けメーカー、素地製造メーカー、乙仲などなどの
記録をまとめることを実現したいとの想いから
始動した研究活動です。

「名古屋陶磁器輸出商社の研究」
第一回は、商社の全体像を
元日本陶磁器輸出組合専務理事 近藤進氏よりお話いただきました。

第2回は、ノベルティメーカーの老舗
元加藤工芸鰍フ加藤勇夫氏と
蟹MARUYO池田洋幸社長(瀬戸陶磁器工業協同組合理事長)より
瀬戸のメーカーと名古屋商社との関係についてお話いただきました。
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【名古屋陶磁器貿易商社の研究 第2回の様子】

第3回は、名古屋市東区の商社
潟Tンワールドコマース代表取締役社長 科野栄蔵氏より、
”陶磁器食器プレミアム市場”関連のお話や、
バイヤーと商社の関係など、お聞かせいただきました。
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【名古屋陶磁器貿易商社の研究 第3回の様子】

次回、第4回は、
名古屋市東区の元商社
潟ーナイテッド・チャイナ・アンド・グラス・カンパニー・ジャパン(U.C.G.C)、
潟Xドーの方からお話をお聞かせいただく予定です。

U.C.G.Cについては、
「業界人のお話」第26回
常務取締役でいらした水野益次さんから
設立の経緯からお伺いした記録を留めています。
http://nagoya-toujikikaikan.org/gyokai/gyokai_26.html
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2016年08月18日

四つ活人形(その2)

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名古屋のメーカーさんが製造された”四つ活人形”。
手足の動き加減も程よく、
良く考えてあるな〜と感動します!!

構造はどうなっているのかな?と
気になって内部をのぞいてみると...
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手と足を連結しているゴム紐は真新しいものです。
磁器は50年以上経っても劣化しませんが、
ゴム紐は劣化してしまい
手足がバラバラの状態になっていたので、
新しいゴム紐で結び直したそうです。
一体一体、手仕事による再生です。
昔は、何千、何万ものお人形が海を渡っていたのですから、
たいへんな作業だったことと思います。

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どうやって結んでいるのかまでは解明できません。

お洋服は、サンプルとして一着のみの新調です。
お洋服によって、表情が変わるので、
いろんなお洋服を着せてあげたいな〜と思います。
洋裁のお得意な方、いかがでしょうか。
夏休みはもう過ぎ終わってしまいますが、
お子さまとご一緒に、
お洋服作りも楽しそうです!(^^)!

裸の状態の”四つ活人形”ビスクベビードール
当館のミュージアムショップにて販売しています。
(手仕事による連結ですので在庫のない日もあります)
販売価格は、2,000円です。
ご興味のある方は、ぜひ、お越しくださいませ!(^^)!
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2016年08月17日

四つ活人形(なごや産)

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「四つ活人形」と呼ばれるビスク人形
手と足の付け根部分がゴムで連結されていて、
自由に動かすことが出来ます。
「四つ活人形」は
ノベルティの生産地として有名な瀬戸市で
古くから製造されていましたが、
こちらの人形は、
およそ50〜60年前に
名古屋のメーカーさんが製造し、
アメリカで販売されていたものです。
その当時は、ネット販売など存在しない時代ですから、
カタログによる注文販売で人気を得ていたそうです。

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四つ活のビスクベビードール
新しいお洋服を着せると全く違う表情に...
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手足を自由に動かすことができるビスクベビードール。
(首も動きます)
輸出用ですので日本人にとっては、
とても珍しく、貴重なお人形です。
このようなお人形が、
名古屋でも製造され、輸出されていたことを、
多くの皆さまに知っていただくためにも、
当館のミュージアムショップで販売できたらと思います。
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2016年08月01日

子どもたちの転写絵付け体験

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夏休みを利用して
近くの学童保育の子どもたちが
転写絵付けの体験に来てくれました。

一年生の子たちは初めての体験ですが、
3年生の子たちは、
今年で3回目ということもあって、
転写紙を貼る作業はお手のものです。
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デザインもこだわって、
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難易度の高い、
カップの内側へも上手に貼っていました。
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また、来年の夏休みも
楽しみにお待ちしています(*^_^*)
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2016年06月06日

佐分利利成先生の陶板

「バラで彩る名古屋陶磁器会館」より
作品:陶板:名古屋の薔薇
  ―「現代の名工」佐分利利成先生へ敬意をこめて―
上絵付け:杉山ひとみ
1.DSC_2040-2「名古屋絵付け」薔薇(杉山).JPG

杉山先生のごあいさつ文より、
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
「名古屋絵付け」のスーパースターが、
市ノ木慶治先生(しのきけいじ、1891-1969)です。
私の憧れの絵付け師でもあります。
市ノ木の技の流れを汲む「手描き」の技法を、
名古屋陶磁器会館において長年絵付けの指導をされた
佐分利利成先生から学ぶことができました。
佐分利先生への敬意を込め、陶板のバラを展示いたしました。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

この作品の手本となった佐分利利成先生の陶板は、
長年、当館にて展示させていただいていましたが、
佐分利先生が絵付け講師を退任された時に引き取られていかれました。
先生にとって、とても大切なお気に入りの作品なのだと思います。
また、いつか、実物を拝見したいと願っています。
佐分利先生にもお会いすることができたらと思います。
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【佐分利先生の絵付け作品】

佐分利先生は、市ノ木慶治先生を”生涯の師”と尊敬されていました。
市ノ木先生の技を受け継がれた佐分利先生に憧れて、
多くの生徒さんたちが、先生から技を習われ、
現在につながっています。
素晴らしいことです。

佐分利先生は、1985年に労働大臣賞(卓越技能者)現代の名工となる。
1988年、黄綬褒章を受章、
2002年に多治見市無形文化財の認定を受ける。
1987年より上絵付け教室「Ceramic Art Academy」にて指導を始め、
名古屋陶磁器会館にて2008年まで絵付け講師を務めていただきました。

バラの企画展は、6月30日(木)まで。
陶磁器会館にて平日10時〜17時、土日祝は休館日です。
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2015年08月10日

日本陶業新聞社発行の書籍よりご紹介

当館3階より事務所を退去された
日本陶業新聞社様が発行した書籍をお預かりしました。

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当館発行の書籍とともに
当館1階のミュージアムショップにて販売いたします。
当館HPの「刊行物」のページにてご紹介していますので、
一覧はリンクページをご覧くださいませ。

なかでも、ご紹介したいのが、
『茶わんや水保』(小出種彦著、昭和39年)、
名古屋陶業界の偉大な指導者であった水野保一氏の伝記ですが、
陶業界の歴史を知ることができる貴重な資料です。
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この本の「あとがきに代えて」にも下記のように記されています。
「水野さんの一代記でありますが、同時に、
その背景としての陶業発展史の描写でもあるということができます。
このことは、水野さんの活動が、
そのまま、業界史の核心と直結して居ることを物語るものであり、
謂わば、水野さんの伝記は、
巧まずして、それ自身、業界発展史になるところに、
水野さんの大きさを泌々感ずるのです。」
(『茶わんや水保』438pより)

表紙の絵は、武者小路実篤先生が
この本の出版にあたり描いてくださったものです。
武者小路先生と水保氏の出会いについても、
書籍のなかに書かれています。

業界の”法皇”と呼ばれた伝説の水保氏、
スケールの大きな偉大な方ですが、
子どものころのエピソードなど人間味があって、
人物伝(読みもの)としても面白い本です。

他の書籍についても、
後日、ご紹介したいと思います。
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2015年08月07日

日本陶業新聞社様が退去されました。

昭和34年より当館3階に事務所を構えていらした
日本陶業新聞社様が退去されました。
半世紀以上もの間、
陶磁器業界の業界紙、書籍を
発行されていらっしゃいましたので、
膨大な貴重な資料が残されています。
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写真はその一部です。

書籍を出版するときに撮影したり、
収集した写真もたくさんあります。
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未整理の写真が多いので、まずは分類作業から...
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”人物”の写真の束から、
日本陶業新聞社の青山様に、
どなたの写真なのかお尋ねしました。
まだまだ作業は続きます。

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貴重な資料で埋め尽くされたいたお部屋は、
新たな入居者をお迎えするため、
全ての資料を運びだしました。
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床がこんな模様をしていたことに
初めて気づきました。
事務所がなくなり、寂しくなりますが、
青山様にはいつまでもお元気で、
これからも、
業界についてご教授いただきたいと思っています。
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2015年06月12日

レース人形をご寄贈いただきました。

レース人形をご寄贈いただきました。
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会館の建物のなかには、
名古屋輸出陶磁器協同組合の事務所がありました。
昭和24年の設立から平成14年の解散までです。
その組合に勤めていらっしゃった方の娘様より
ご寄贈いただいたものです。

欠けもなく貴重な作品です。
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古いものなので、所々、汚れがあります。
レース人形でなければ、
洗えば綺麗になるでしょうが、
レース部分は非常に脆いので
クリーニングはとても難しそうです。
ですが、修復して綺麗にして、
展示できたらと思っています(*^^*)
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2014年10月16日

中部陶器寄贈品の分類整理

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木箱のなかに、どのような作品がのこされているのか、
一箱ずつ確認していきます。
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先回、裏印に「SAMPLE」の文字が記されていて、
商品化されたのか?気になっていた
取っ手部分が「人魚姫」の水差しについて...
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「SAMPLE」の文字のない、同じデザインの
「OCCUPID JAPAN」のものが見つかりました!!
さらに、
取っ手は人魚姫で、別のデザインのものも見つかりました!!
小さいものですが、装飾が細かく美しいので展示しました。
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どの作品も素晴らしいく感動ものですが、
今回、特に感心した作品は、手描きのカップです。
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カップの内側に絵を描くのは、
筆の自由がきかないので難しいのですが、
写真のとおり、
美しい絵が描かれています。
迷いのない素早い筆のタッチが感じられます。

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こちらのカップは、さらに角度がありますが、
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美しい風景画です。

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この箱にぎっしり詰まったいるカップ&ソーサーは
ソーサーの直径が5.5pほどのミニチュアです。
こんな小さなカップ&ソーサーにも、
とても丁寧に手描きされているのですから、
職人さん!!素晴らしいです。
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今回は80点ほど展示を追加しました。
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2014年10月07日

中部陶器さんの寄贈品の展示

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中部陶器さんからの寄贈品を整理しています。
まずは、「Occupied Japan」の裏印のある作品から。

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整理作業は終わってはいませんが、
整理できたものから、展示しました。
中部陶器さんのものは、
小さなミニチュアものが多く、
ガラスケース二つ分、百点ほどになりました。
とっても可愛いです。
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下の写真の作品は、まだ、展示していませんが、
面白いので紹介します。
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高さ約10pの小さな水差し
真ん中の人物画は転写紙ですが、
上部のお花は手描き、
金彩が細かくて美しいです。

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取っ手部分が「人魚姫」です。

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顔がちょっとユニークで...

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Occupiedですが、サンプルとスタンプされています。
商品化はどうだったのでしょうか。
気になります(^_^)
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2014年09月18日

中部陶器様よりご寄贈いただきました。

中部陶器様(名古屋市東区)より、
貴重な作品をご寄贈いただきました。
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寄贈品は、写真の木箱の数倍の量です。

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これから、ひと箱ずつ、整理していくことになります。
私たちにとっては、「お宝さがし」の作業です!!

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小さな箱を開けてみますと、
鳥のノベルティがちょこんと入っています。
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裏印は「OCCUPIED JAPAN」です。
半世紀以上も大切にのこされていたモノです。

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八角形の透かしのお皿は、
真ん中は「ロマン転写」と呼ばれた転写に
金判(ハンコを使っての金彩)と、
小さなお花と点の「盛り」が施されています。
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「盛り」は、しっかり器面に定着させなければ、
すぐに、欠けたり、剥がれたりしてしまうのですが、
花も点も、一つも欠けたところがありません!!
大切に保管してくださっていた中部陶器様と、
熟練した職人さんたちの成せる技です。
ありがとうございます。
引き続き、お宝をご紹介していきたいと思います。
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2014年07月25日

Walker47の取材

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スマホ専用の情報サイトWalker47
名古屋市東区担当の編集長が取材に来てくれました。
8月2日(土)に開催する
「ハンコ絵付け体験」を紹介していただきます!

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展示室には珍しいものがいっぱいあるので、
たくさん写真も撮ってくださいました。

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陶磁器会館の取材ということで、
金魚型のタイルの帯留めをしてきてくださって、
そんなお心遣いが嬉しいです。
そして、
タイルの帯締めに「凸盛り」の装飾をしたら、
素敵じゃな〜い?と、話が盛り上がり...
次回は、凸盛りの取材をしていただきます!

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お着物とレトロな建物がよく似合っています。
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2014年06月20日

絵付焼成用窯登録票

当館見学の方に、
当館を中心とする東区周辺では、
瀬戸市、東濃地方で焼かれた白生地に上絵付けを施し、
完成させ、海外へ輸出するという
輸出陶磁器産業の中心であったことをお話させていただきますと、
「絵付けした後、もう一度焼くの?」、「また、瀬戸や東濃に運んで焼くの?」
そのような質問をいただくことがあります。

現在、この周辺は完全な住宅街となっています。
まさか!この住宅街に絵付焼成窯があったとは想像もできないことでしょう。

名古屋の東区、北区には、何百もの絵付窯があったのです。
トンネル窯もあり、
その窯では、世界の超有名ブランドの製品が
焼かれていたのですから、驚き!ですよね。

そこで、その証拠をご紹介します!

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このプレートは、当館の展示品のひとつ「絵付焼成用窯登録票」です。
名古屋陶磁器工業組合
(昭和32年設立、名古屋陶磁器調整組合より改称、設立時の組合員数116)
によって、組合員の絵付窯は管理されていました。

その登録台帳は1番(昭和34年登録)からすべて残されています。

このプレートの登録番号435は、井元産業鰍フ窯だったことが確認できます。
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登録台帳の最終登録は、846番(昭和45年登録)になっています。
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この東区、北区周辺に、何百もの絵付窯が存在していた証拠です。
すべてはご紹介できませんが...

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名古屋市北区上飯田南町(左)、名古屋市東区坂上町(右)

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名古屋市東区徳川町

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名古屋市東区長壁町

当館の周辺に、絵付窯がたくさん存在していた当時の様子を
想像しながら歩く、まち歩きも楽しいものではないでしょうか。
ほんのちょっと前?まで、茶わんの音がする”まち”だったなんて...
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2014年06月12日

日本硬質陶器のお皿

数か月前に松風陶器(名古屋市東区)の縁戚の方が
寄贈くださった寄贈作品のなかに、
古い硬質陶器が含まれていました。
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裏には、日本硬質陶器(現ニッコー株式会社(金沢市))の裏印が...
なぜかな?と不思議に思っていたのですが。
(寄贈された方は、昔からご家庭で使っていたもので、
どこのものかもご存じないとのことでしたので。)

ある著書に、
日本硬質陶器について、
「金融難に陥り、1912年(大正元年)から13年間
3代松風嘉定が社長として再建にあたった。」
という内容が書かれているのを見つけて、
”納得”できました!
たまたま、紛れ込んでしまったのではなく、
残されていたことに意味があったんですね。
なぞが解けてよかったです。

ある著書とは、
『オールドノリテケと国産アンティーク
   コレクターズガイド』
著者:木村一彦・葵航太郎です。
いつもお世話になり、ありがとうございます。
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2014年06月04日

森健陶器さんの保存作品

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森健陶器さん(名古屋市北区)よりご寄贈いただきました。
陶磁器会館のHP「業界人のお話」第16回に登場いただいた
森幸雄さんが大切に保管していた手描き製品です。

森さんがご逝去されてから、
森健陶器さんの倉庫に残されたままになっていました。
古い段ボールを開けると、
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古びたメモが挟まれていて、
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「戦前 香呂 永久保存」と書かれています。
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イッチン技法が施された見事な香呂です。

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ほかにも、
「戦前見本(香呂フタ物) 亡父指定 永久 保存品」
と書かれたメモが挟まれた香呂もありました。
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写真の蓋物も細かくイッチンが施されています。

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ズームアップしてご覧いただきたいのですが、
蓋の角度がある難しい箇所まで、
きれいに細い線が描かれています。

絵付け職人さんの技を後世に残したいという
先代のお気持ちが伝わります。

展示の準備が整いましたら、
皆さまにもご覧いただきたいと思います。
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2014年05月23日

ある倉庫にて

5月のある日、
当館よりすぐ近く(名古屋市東区)にある
(秘密の?)倉庫にお邪魔しました。

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かつて陶磁器輸出産業が盛んだったころの製品が、
仕事を辞められた後も大切に保管されていたのです。

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箱には「(貴)葉型皿」や「貴重花生」などと書き残されています。
書かれた先代は、すでにお亡くなりになっています。
大切に保管してくださっていたことに感激します。
名古屋陶業界にとっての財産です。

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懐中電灯を当てながら箱の中を確認していきます。

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細かく「盛り」が施された小物
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「ヒンジボックス」です。
金具を付属させる「ヒンジボックス」のような製品は、
陶磁器製では焼成後の収縮率を精密に計算しなければならず、
とても難しいものです。

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レースの飾りお皿です。
こちらも難しい製法によるもの。
一本一本棒状の粘土を組んでレースのように仕上げていきます。

今回は、すべて中身を確認できていません。
会館に引き取らせていただいたのち、
確認作業を開始します。
「Occupiped Japan製」のものもたくさん保管されています。
お宝発掘作業のようで、確認作業が楽しみです。
また、
続編を書きますので、よろしくお願いします!
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2014年04月18日

市ノ木慶治先生の薔薇

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名古屋絵付けの第一人者であり洋画家の
市ノ木慶治先生の薔薇の絵皿です。
先生が描く薔薇の美しさに惹かれ、
名古屋の絵付け職人さんたちは、
みな、先生の薔薇をお手本にしていました。
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【絵皿の裏印】
松風陶器(名古屋市東区)の縁戚の方がご寄贈くださいました。
ありがとうございます。
多くの方に、この美しい薔薇をご鑑賞いただきたいと思います。
近日中に展示したいと思いますので、
お楽しみにお待ちくださいませ。
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2013年12月12日

中部陶器さんよりご寄贈いただきました。

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中部陶器さん(名古屋市東区橦木町)より、
ご寄贈いただきました。

中部陶器さんは戦後すぐの創業です。
その頃の製品が大切にのこされていました。
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ウィローパターンのポットとシュガー&クリーマー
(MADE in OCCUPIED JAPAN(占領下の日本製))
カラフルな色遣いのウィローパターンは珍しいのではないでしょうか。
描きにくいところ、細かなところまで
丁寧に手描きされています。

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ミニチュアのティーカップ&ソーサー
(MADE in OCCUPIED JAPAN(占領下の日本製))
細かな金彩が施されています。
カップの内側にもお花が手描きされ、
細い金線が引かれています。
職人さんの細かな手仕事に感動します。

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象さんの形をしたソルト&ペッパーの片方
こちらも金彩が丁寧に施されています。
20131212G.jpg
お鼻のところに三つの穴があるので、ペッパーの方と思います。
一つ穴のソルトも揃うといいな。

他のものも、
絵付け職人さんたちの心意気がうかがえるものばかり。
半世紀以上前に、ここ、東区で、
絵付けされたものなんだな〜と想うと、
感慨深いものがあります。

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