2011年01月27日

「百老」図

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春の訪れを感じたくて、
一部展示を入れ替えました。

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[写真1]

チャイナペイントをされている京都からのお客様が、
「百老」の絵柄をとても気に入ってくださいました。

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[写真2]

写真1のポット、シュガー、クリーマーをズームアップすると、
おじいさんの顔が描かれているのがわかります。
この絵柄は「百老」といい、
長寿を象徴する中国伝統の図柄ですが、
名古屋絵付けでは、写真3のように、
おじいさんの顔をゴム判で絵付けた絵柄が代表的です。
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[写真3]

この図柄は大正期に考案され、ヨーロッパで大人気だったそうです。
現在も受け継がれ、名古屋で絵付けが続けられています。

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[写真4]

写真4は、おそらく明治又は大正期に制作されたものと思われ、
「百老」でも、おじいさんには体がついています。
昔は体もついていたのかな?
顔だけのほうが、インパクトもユーモアもあって人気を得たのかな?
どんな人が考案されたのでしょう?

昔の輸出用の陶磁器の絵柄をじっくり観察し、
外国の人は、どんな絵柄を好み、、
昔のひとは、どんな想いで絵付けをしていたのだろう?
想像していると、深く追及したくなります。
皆さまも、ぜひ、ご見学いただき、
知的好奇心をくすぐられてみてください。

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[写真5]

写真5も名古屋絵付けを代表する図柄のひとつ「五人ラカン」です。
「ラカン」も中国伝統の図柄ですが、
なんと!この図柄には「薩摩藩のマーク」が付いています。
輸出用ですので、
「薩摩藩のマーク」を付けると、売れたのでしょう。
海外のバイヤーからの注文だったのかもしれません。
薩摩焼を研究している方のお話では、
本場の薩摩では、わざわざ「薩摩藩のマーク」は付けないと思われ、
海外ではこの図柄は多く残っているけれど、
「薩摩藩のマーク」が付いているものは、
薩摩以外の土地で絵付けられたものだそうです。
興味深いお話だと思います。
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2011年01月26日

読売新聞に記事掲載されました

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旧名古屋証券ビルの扉の記事が
1月26日の読売新聞に掲載されました。

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2011年01月24日

お雛様テーブルコーディネート

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今月のテーブルコーディネート講座は
お雛さまがテーマです。

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[食器提供:ニッコー]

2011年01月19日

銅版転写の銅版

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「井元店銅版板出入?」と書かれた木箱に
銅版転写の銅版板が4枚残されていたのを発見しました。
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保存状態は良くないのですが、産業遺産の資料として価値あるものと思われます。
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この機会に以前から望んでいた、
銅版印刷の仕事場を見学させて頂きました。
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写真の機械を使い、
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絵具を銅版に刷り込み、
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和紙に転写します。

このような手仕事を、名古屋市東区の街中で、
現在も続けていらっしゃることを、
名古屋市民でもご存知ないのではないでしょうか。
時代の流れのなか、この技術も継承されず、
いつか消えいくことでしょうが、
陶磁器産業を支えた技術として、
しっかり記録に残しておきたいと思います。
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2011年01月13日

2階の大広間が空室になりました

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[写真正面奥にはステージがある]
当館の2階にあります大広間(約36坪)が
このたび、空室となりました。

このお部屋は、とても歴史あるお部屋です。
昭和7年の新築当時は大広間として設けられ、
組合の総会や祝典などが開催されていました。
GHQの統制下に置かれた戦後には、
日本の貿易を一元化して取り扱った貿易庁管轄の
貿易公団鉱工品窯業部の事務所が置かれました。
その後は、「POTTERY CLUB」と名付けられた、
業界の社交の場として華やかな時代を迎え、
業界衰退とともに、空き部屋となっていきましたが、
昭和の終わりから20年以上もの間、
設計事務所さんの事務所としてお貸ししておりました。

当財団の存続に関わる運営資金を考えますと
再びテナント募集することになるものと思われますが、
文化財として、歴史的にも価値あるこのお部屋に
相応しい活用方法はないものか...
と、悩んでおります。

posted by pottery at 12:50| Comment(0) | TrackBack(0) | 建物

2011年01月12日

中日新聞の記事

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当館3階に取付完了した
旧名古屋証券ビルの扉の記事が
中日新聞(1/12朝刊)に掲載されました。


posted by pottery at 09:28| Comment(0) | TrackBack(0) | 建物

2011年01月11日

外壁タイルの修繕

今回の文化財保存修理工事のメインである
外壁タイルの修理を終え、剥離していたタイルも直され、
大変きれいになりました。
そして、安全面において、安心して過ごすことが
できるようになったことがなにより嬉しいです。
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[修理後]

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[修理前]
posted by pottery at 14:56| Comment(0) | TrackBack(0) | 修繕工事

2011年01月07日

銅像の修復

井元為三郎翁像と水野保一翁像の修復が行われました。
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[水野保一翁像と制作者の林幹雄先生]

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[井元為三郎翁像]

井元為三郎翁像の台座の裏に刻まれていた文字が
はっきり読み取ることができるようにもなりました。
「名古屋陶磁器会館の建設を完了し、
終始本組合(名古屋陶磁器貿易商工同業組合)の為功あり...」
そのようなことが書かれています。
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銅像は昭和34年のものですが、台座は昭和16年のものです。
ですから、
「井元為三郎寿像」から「井元為三郎像」に直されています。
「寿」という文字は、
ご存命中に像をつくるときに使う文字だということを
林先生から教えていただきました。


posted by pottery at 16:19| Comment(0) | TrackBack(0) | 名古屋陶業

2011年01月06日

旧名古屋証券ビルの扉を再利用しました

3階の耐震補強工事が完了し、内部の改修も終了しましたので、
テナントさんが元のお部屋に戻られました。
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写真は耐震補強した3階のお部屋の入口の様子です。
平成19年に惜しまれながら解体された旧名古屋証券ビル(昭和6年建築)の
正面玄関で使用されていた白いドアを
今回の改装に伴い再利用しました。
各部屋の扉も旧名証ビルで使用されていたものを再利用しています。

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写真は平成19年に撮影された
旧名古屋証券ビルの正面玄関の写真ですが、
扉との間にも、細かいリレーフが施されとても素敵です。
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[株式会社名古屋証券取引所提供]
posted by pottery at 17:09| Comment(0) | TrackBack(0) | 建物